ライフネット生命 定期育成採用

回り道インタビュー02

誰のためでもない。
私だけの、
道を見つけたかった。

安藤 瑞穂

コーポレート本部 人事総務部

Profile

2012年に名古屋大学経済学部を卒業し、大手教育関連企業に新卒入社。小学校高学年向けの教材開発、会員継続施策に携わり、2015年に同社を退職した。地元の愛知県の市役所に入庁し、社会部共働推進室生涯学習課、現・生涯活躍部市民活躍支援課に所属。青少年を対象としたものづくり担当事業の企画、運営に励んだ。2017年4月、ライフネット生命に入社。

世の中にとって、価値あることを。

教育業界で働きたい。そう思うようになったのは、大学時代の知人の一言がきっかけでした。「自分のやりたいことが見つからない」と、学年で成績トップの知人が、将来どんな道に進むべきなのかを悩んでいたんです。すごく勉強ができるのに、「何に興味があるのかわからない」と話す知人がとても印象的でした。私自身を振り返ってみても、ただテストで点を取るためだけの勉強をしていて、主体的に何かについて深く調べることはなかったなと気づいたんです。そのことが、すごくもったいないと思うようになりました。それで、「受験のためだけではなく、興味や関心を広げるための教材をつくりたい」と考えるようになりました。もともと、自分自身が価値を実感していて、心の底から必要だと思える仕事に就きたいと思っており、教育業界でなら自分の勉強のやりかたへの後悔をもとに、教材をつくっていけるかもしれないと思ったんです。教育関連企業に就職していた3年間は苦しいこともありましたが、周りの方々に支えられて教材をつくることができたとても幸せな時間でした。

選んでいるようで、選んでいなかった。

2015年、私は大好きな仕事を辞めて地元に戻りました。理由はいろいろでしたが、3年目で違う仕事に就いたほうがいいのかなとか、世の中でよく言われているキャリア選択の仕方と比べて、私は間違っていないだろうかと考えたこともひとつにあります。地元に戻ることは、親も喜んでくれましたし、新天地として選んだ市役所で教育領域に取り組む日々はとても充実していました。でも、心のどこかでずっとひっかかるものがあったんです。行政の役割は、団体や企業の活動を後押しすることであって、自分が考えたとおりにアウトプットを出すよりも優先させるべきものがあると知りました。ですが、私は日々の仕事の中で、ものをつくる仕事をしているときが一番楽しいと感じていることに気づいていったんです。すでに一度転職をしているので、そう思うことがよくないことのようにも思えました。もう少し長い時間、同じ仕事を続けることが必要なのではと、迷いも生まれました。でもその迷いも結局、周りからの目を気にしているだけ。違和感を持っていることに嘘をついて働いていても、仕方がないと思うようになったんです。それを教えてくれたのが、ライフネット生命の採用サイトでした。社員が自分らしく働いている姿に憧れを抱くようになり、私自身のために、今やりたいと思える仕事を選びたくなったんです。誰のためでもなく、誰のせいにもできない、自分で納得できる道を選んで生きていきたいと思うようになりました。

畑違い。だから、できることがある。

入社前に、20名近くの社員と話をする機会がありました。PR会社やWeb制作会社など、いろいろなお仕事に就いていた方と会うことができ、他の業界から来て活躍している社員も多いことを知ってライフネット生命に入ってみたい気持ちが膨らんでいきました。面接では「なにができるか」ではなく、「どう生きてきたか」「なぜそうしたのか」をていねいに聞かれたことが印象的でした。最終的に、他社でいただいていた編集職の内定を辞退し、ライフネット生命に入ることに決めました。まったく知らない業界に入ることが不安でなかったというと嘘になります。でも、多くの社員と話をして、自分が興味のあるほうを選んでみて後悔がないようにしたいと思ったんです。今は、1日でも早く自分の言葉で保険について話せるようになりたいと思っています。もしチャンスをもらえるのであれば、やっぱり教育が好きなので、若い人たちにお金について学べる機会を提供したり、保険について考えるきっかけを提供したりする取り組みができたらいいですね。ライフネット生命に出会って、いろいろな回り道をしている方を見て、自分がやってみたいと思う道に進むことに抵抗がなくなりました。ちょっとだけ自由になれたと思います。

(部署名・役職などは、2017年4月インタビュー実施当時のものです)