ライフネット生命 定期育成採用

三者三様、コロナ禍新卒の流儀

三者三様、コロナ禍入社の
新卒社員たちの流儀

2020年より猛威を奮う新型コロナウイルスによって、自宅でのリモートワークやオンライン会議など、多くの会社が「コロナ時代」への対応を迫られました。ライフネット生命でも出社率を半分以下に抑え(20~48%)、安全に配慮した新たな働き方の模索が行われました。そんな2020年にライフネット生命に入社した新卒(定期育成採用)社員3名が、当時や現在(2021年3月)の状況について語りました。

  • 山本 慎二
    2020年入社

    大学では数学を専攻。けん玉を子どもたちに教えたり、1年間ドイツへ留学をし、ヨーロッパをブラブラと旅する。現在は商品開発部に所属し、自社商品の企画・開発などに携わる。

  • 菅野 朱里
    2020年入社

    大学では憲法やジェンダー論を専攻。現在はライフネット生命のコンタクトセンターでお客さまの電話応対や、テキストでの対応を担当。「勉強の毎日ですが、お客さまのお役に立てるように精一杯取り組んでいます」。

  • ザエム ザイナル
    2020年入社

    マレーシアのクアラルンプール出身。大学進学とともに来日し、視覚情報処理の研究を手がけていた。現在はデータサイエンス推進室に所属し、データ分析を担当する。「一人でも多く人を笑わせることをライフワークにしています」。

Q1. 入社後すぐのリモートでの仕事環境について

司会

入社と新型コロナウイルス流行のタイミングが重なってしまい、戸惑うことや大変なことも沢山あったと思います。初のオンラインでの研修や、現在の働き方などお聞かせください。

山本

僕は入社してから6月いっぱいまで出社は無く、7月から週1、2回出社することがありました。ライフネット生命の研修は昨年(2020年)からオンラインになりましたが、初の試みであるにもかかわらず、社員の皆さんに手厚く、丁寧にサポートして頂けたのでとても充実した研修になりました。ただ、研修が終わり、自分の業務を持つようになった時、先輩や上司にすぐに質問ができず、仕事の上での意思疎通が難しいと感じました。

菅野

私は、8月頃までは山本さんと一緒にオンラインで研修を受けていました。研修には全く不自由がなく、オンラインでも研修はできるんだなと思いました。研修後からはコンタクトセンターに配属され、お客さまの個人情報などを扱う部署なので基本的に出社をしていました。現在は週1在宅、週4出社で勤務しています。週1の在宅の日は周囲の状況、雰囲気がわからないので、それを文章のみで意思疎通する難しさを感じています。

ザエム

僕は、コロナ禍の影響で7月末に入社したためお二人とは多少状況もずれるのですが、ビデオ会議ツールを活かして、オンラインで研修を受けました。周囲に誰もいないので、先輩を「見て」仕事の進め方を学ぶということが難しいと感じました。

Q2. リモート環境での社員との人間関係について

司会

リモート環境はコミュニケーションが難しいと思いますが、上司や、同期との人間関係構築で困ったことはありましたか?

ザエム

部署ごとに異なると思いますが、僕はオンラインでの雑談の時間で毎回違う3~4人のグループと話し、少しずつ人間関係を築けていると思います。上司とも1対1で雑談も出来ますし、普段会ってコミュニケーションをとることが難しいので助かっています。

司会

雑談の時間があることに驚きました!それはザエムさんが上司の方に提案したのでしょうか?

ザエム

いえ、直属の上司から提案してもらいました。他の部署でも似たような取り組みをしているようです。リモート環境でずっと仕事をしていると、自部署の人とコミュニケーションする機会がなかなかないんですよね。この雑談時間を有効活用しています。

山本

商品開発部では毎日朝礼と夕礼をやっていて、そこが雑談や交流の場になっています。加えて、ザエムさんと同じく、定期的に上司と仕事の相談をする時間を設けています。上司に限らずライフネット生命の社員はみんなどんどん困ったら聞いてほしいというスタンスなので、待っててもよくない!と思い、積極的に自分からチャットしています。リモートだからこそ、自分から動かないと!

菅野

私も自分から動く必要性を感じますね。私はUniposとメンター制度を人間関係の構築に活用しています。Uniposは感謝の気持ちとポイント(ギフトや少額の金銭に交換可能)を添えたメッセージを投稿できるビジネスチャットツールです。出社していれば「さっきはありがとうございました。」と直接伝えられますが、オンラインだとそれが難しいので、Uniposでメッセージを送ってコミュニケーションを取っています。送られると嬉しいですし、送るのも楽しいです。
メンター制度は他部署とのななめの関係を作る制度です。入社年次の浅い社員が、部門外のマネージャー以上の社員を自ら選び、2か月に1回程度ランチや話をする時間を設けられる制度です。出社していたら、「同じ階にあの部署がある」などのイメージつきますが、コロナ禍だと部署同士の関わりが見えづらくなります。なので、他部署の方とお話する時間があるのがとてもありがたいです。

2020年入社の3人に向けた
Uniposの一例

2020年入社の3人に向けたUniposの一例

2020年入社の3人に向けたUniposの一例

Q3. 入社してわかったライフネット生命

司会

入社後から現在までの話を皆さんに伺ってきましたが、入社前のライフネット生命に対する印象や期待などと現在の状況を比較して、何か違いはありますか?

菅野

大きくイメージと違うことはありませんでした。もともとライフネット生命の正直さ、多様性を重視しているところに魅力に感じていたのですが、社員の皆さんがその両方を大事にされているのがわかるので、イメージ通りだったなと感じています。新人育成に力を入れているなと感じられたのは、想像していたよりもよい点でした。体制が整っているというよりは、質問がとてもしやすい環境があります。自分から質問を重ねていくことをいとわなければ、不安や疑問を解決できると感じています。

山本

僕もギャップはなかったです。色々な部署の人が参加する会議でも、マニフェストを前提として話を進めていくので、共通言語があって議論がしやすいと感じました。あ。ギャップといえば、小規模のオフィスでワイワイ交流できると期待していましたが…それは実現が難しい時世になってしまったので、残念ですね…。

ザエム

「入社してみないとわからない」というスタンスだったので、そもそも事前の印象を持っていなかったのですが、想像していたより柔軟性のある会社ですね。僕は宗教上食べられないものがあるのですが、歓迎会の前に人事の方が希望などを聞いてくれました。社員一人ひとりを大事にしてくれていることを感じています。

Q4. 仕事への情熱

司会

研修後、皆さんは様々な部署へと配属されたと思いますが、今の仕事に対するやりがいや面白さを教えてください。

山本

僕は商品開発部にいます。生命保険という商品の開発に携われるとてもワクワクする仕事です。商品を開発するためには、保険の知識だけでなく他社動向、海外事例、市場規模、法律など幅保広い知識が必要になります。最初は何も知らない状態でしたが、ゼロからものができていくところに関われることにやりがいを感じています。自分がやりたいことを人に伝えて、納得してもらって、物事を進めていくことができる会社なので、納得してもらえるような商品やサービスを提案して、新しい物を作っていきたいです。

ザエム

僕はデータサイエンス推進室という少人数の部署で働いています。主な仕事はデータ分析ですが、その分析結果を活用するための施策実装にも携わっています。データの理解はもちろんのこと、お客さまのこと、他部署の業務内容やその意味、プロジェクトマネジメントにプログラミング・・・など様々なことを知って、理解しなければ、質の高い仕事ができません。この新しいことをたくさん学ぶ必要があること、そこがやりがいだと感じています。社内でも特に新しいことをやろうとしている部署なので、毎日が新鮮です。

菅野

「私はコンタクトセンターで主にお客さまの電話対応をしています。電話対応を通じて、まずお客さまの言ったことを正確に受け取る力、そして受け取ったことに認識違いがないかを確認して、今度はこちら側からお客さまにわかりやすく伝えるという、コミュニケーションの肝を学べています。自分の応対が伝わったり、役立てたりすることが実感できると、やっていて良かったな、電話を受けた意味があったなと感じられます。お客さまに「気持ちの良い応対でした」とおっしゃっていただいた時は、涙が出そうになりました。難しいからこそ、達成感や喜びが大きい仕事だと感じています。

Q5. 今後の夢

司会

今後ライフネット生命で実現したい目標やその先の夢などがあれば教えてください。

山本

元々ライフネット生命で、具体的にやりたいことがあったわけではありません。「ここでなら働いてみたい」と思ったから入りました。商品開発部に入って思うようになったのは、「まずは保険に関わるものとして一人前になりたい」ということです。少なくとも何年かは商品開発に携わって、保険商品という社会にとって大切なものを作りたいです。それから…保険商品じゃなくても、自分が作りたいものと社会が求めているものが重なるものがあったら、作りたいですね。何かを作るのってかっこいいなと思うんです。

ザエム

目指したい姿は、誰かに相談されたら、それを解決できるスキルを数多く持つ人間になりたいということです。例えばデータサイエンスの分野であれば、業務の効率改善の相談に対して、データ分析を駆使して迅速に解決できるようになりたい。その業務を深く理解し、扱う商品のことも、その業務の先にいるお客さまのこともちゃんと理解したい。今の僕にとっては、どれもゴールは遠いのですが、知識に対して貪欲であり続ければ達成できると信じています。

菅野

コンタクトセンターは電話だけでなくWebのチャットの応対やLINEでのお問い合わせといった多くのツールを使います。なので、まずは多くのツールを理解して、実際に応対し、どういう仕組みになっているかを経験し、その上でよりライフネットのお客さまのためになるコンタクトセンターの形を探せたらなと思っています。

おわりに

今回は私たちの先輩である、2020年入社の定期育成社員3名に、入社前後や現在の状況、将来の夢や目標に至るまで、幅広くお話を伺いました。ライフネット生命での仕事に興味がある方は、是非参考にしていただければと思います。

(取材・文/ 21卒入社 橋詰・宮川)